Opened July 1, 2020

Material

革・木・金属素材に魅力を感じてものつくりを進めています。特に、革の持つ暖かみや風合い、そして美しさに魅了されます。

 

01 地球環境

物作りの姿勢で環境への配慮を聞かれた時に『革は副産物です』と伝えてきました。しかし近年の厳しい環境問題に直面し、革そのものの真価を問われる事が増えてきています。

「皮」が「革」になるまでには様々な工程があり、鞣を行う前の処理には大量な水資源を使用します。その後も鞣し”クロム鞣・植物タンニン鞣”と様々な工程で材料 − 化学薬品や天然素材 − が使用されます。副産物である皮原料を革にするまでに使用された「廃棄されるモノ」に対しての取り組みや、新たに環境に配慮した鞣し方法の考案や開発など、国内外のタンナーは地球環境を考え、持続可能な人の営みを考慮した革作りに真摯に取り組んでいます。

02 自然素材

素材の選定はいちばん難しい事と感じています。革も木もサイズや色、肌目が一つひとつ違います。治り傷や節があります。「素材を大切に使い切りたい」と考えています。素材本来の個性を見極めて選定をした後に、裁断を行うのも職人です。例えば、革素材の傷は避けますが治り傷は製品に使用します。しかしどの箇所にどの様にその治り傷を入れるのか、職人の技量が問われます。「製品を気持ち良く、長くご愛用いただきたい」との思いを込めて製品にしています。多くの方に素材の魅力をお伝えしていきたいと考えています。

03 技術の伝達

日本の手工芸職人の高齢化は長く言われてきています。又、産業として確立されたイタリアでも職人の高齢化が進んでいると言われております。コロナ禍によりその現状に拍車がかかることは避けられないかとも思われます。その一方で、革の縫製を教える場所や伝える職人から学ぶ若い人たちが少しづつ増えています。日本の職人技術は、繊細な手しごとで品質の高い製品を多く作り上げています。

 

CORINO2.9-1.0は「真新しく、かつ誰しもの生活に馴染む普遍的なアイテム」と「 サスティナブル=長く使い続けられる」をデザインコンセプトに職人の方々と協業しながら、新たなものを創造していきます。又、国内の鞄生産70%を誇る豊岡での職人育成に非常勤講師として参加しています。